
株取引


私(初心者)デイトレを始めようとパソコンを開いたのはいいものの、日本株って約4,000銘柄もありますよね……。一体どの株を選んで取引すればいいのか、完全に迷子になっています。



初心者が最初につまずくのがそこですね。多くの人が『業績が良い会社』や『応援したい会社』を選びがちですが、デイトレではその選び方はNGです。狙うべきは、とにかく今日『動く株(ボラティリティがある株)』なんだ
デイトレードは数分〜数時間で取引を終えるため、どれだけ優良企業であっても、その日に値動き(ボラティリティ)がなければ1円も稼ぐことができません。
この記事では、「デイトレで毎日利益を狙える『動く株』の具体的な条件」と「翌日の監視銘柄を15分で見つけるルーティン」を徹底解説します。



『動く株』なら、何でもいいんですか? 例えば、聞いたこともない怪しい会社が急激に値上がりしているのを見かけたのですが……



それは危険ですね。ただ動けばいいわけじゃないんです。デイトレに向いている株には、絶対に外せない『2つの必須条件』があります。これを満たしていない株を触ると、一発で大損するリスクがあります。
プロが銘柄を選ぶ際、チャートの形よりも先にチェックしているのが以下の2つの要素です。
売買代金とは、その日にその銘柄がいくら分売り買いされたかという総額のことです。デイトレードでは、「1日の売買代金が最低でも20億円以上(理想は50億円以上)」ある銘柄を選びます。
株価が1日を通して「1,000円から1,001円」の間しか動かない株では、デイトレで利益を出すのは不可能です。1日の間で、株価が数%以上上下に波打っている銘柄(ボラティリティがある銘柄)が必要です。



条件は分かりました。でも、その条件に合う株を毎日4,000銘柄の中から探すのは、やっぱり時間がかかりそうです……



慣れれば夜の15分、あるいは朝の8時台の15分だけで終わります。証券会社の無料ツールにある『ランキング機能』を使います。具体的な3つのステップを教えますね。
プロが実際に翌日の取引候補(監視銘柄)を絞り込んでいる手順がこちらです
まずは、楽天証券の『マーケットスピードII』やSBI証券の『HYPER SBI 2』などのツールで、「売買代金ランキング」を開きます。
市場は「東証プライム」または「東証スタンダード」に設定し、上位50位までを眺めます。ここに載っている銘柄(半導体関連株や自動車、メガバンク、今話題の大型株など)は流動性が抜群なため、デイトレの主戦場になります。
次に、「値上がり率ランキング」をチェックします。ここでは、時価総額が小さめの「グロース市場」の株などが急騰しているのを見つけることができます。
前日比で+10%以上など、異常な資金流入が起きている銘柄(好決算が発表された株、新しい国策テーマに関連する株など)を数銘柄ピックアップします。
ステップ1と2で気になった銘柄のチャートを1つずつ確認します。
このとき、日足(ひあし)チャートを見て、株価が「5日移動平均線」や「25日移動平均線」よりも上(上昇トレンド)にあるものだけを、自分の「監視リスト」に10〜20銘柄ほど登録します。
「すでに下落トレンドに入っている株の逆張り(リバウンド狙い)」は、初心者には難易度が高すぎます。最初は「今日すでに上がっていて、明日も勢いが続きそうな強い株」だけをリストに入れるのが、大ケガをしないコツです。



ランキング上位に入っていても、初心者は手を出さない方がいい株ってありますか?



あります。特に『株価が高すぎる株』と『仕手株(してかぶ)』の2つは、資金が少ない初心者のうちは絶対に避けるべきです。
具体的に以下の特徴を持つ銘柄は、プロでも一瞬の油断で大きな損失を出すため、慣れるまでは監視リストから外してください。
値がさ株(株価が数万円以上の株):
日本の株は100株単位での取引です。例えば株価が3万円の株は、最低でも300万円の資金が必要です。少し値動きしただけで数万円〜数十万円単位で損益が動くため、初心者のリスク許容度を簡単に超えてしまいます。
連続ストップ高しているような急激な仕手株:
SNSなどで急に話題になり、数日間連続でストップ高しているような株です。上がる時は早いですが、下がる時は「売り注文が殺到して何日間も売れない(比例配分待ち)」という状態になり、投資資金の大部分を失うリスク(一発退場)があります。



『業績が良い株』を探すのではなく、『今日みんなが注目していて、売買が活発な上昇トレンドの株』を探せばいいんだと、ハッキリ分かりました!



その通りです。デイトレードは、市場の『波』に乗るゲームですからね。最後に、明日から実践できるチェックリストをまとめておきましょう!
最初は上手く選べなくても、毎日ランキングを見るだけで「今、市場ではこのセクター(業種)にお金が集まっているんだな」という感覚が掴めるようになってきます。
まずは今日の夜、証券会社のツールを開いて、売買代金ランキングの上位10銘柄を自分の監視リストに登録することから始めてみてください!